この記事では家計管理の中で、夫婦でもめやすい3つの事柄についてご紹介します。
もう何年も夫婦をやってきたのに、どうしても理解し合えず揉める経験をしてきた人も。
どうしてお互いに理解してもらえないのか。
その悩みを簡単に解決してくれるのがライフプランです。
「人生の設計書」のことですね。
このライフプランを知っているだけで、
- 将来家族に何が待っているのか。
- どういったお金がかかるのか。
- どれだけ蓄えなければならないか。
夫婦での揉め事のきっかけになりやすいお金について備えることができますよ。
夫婦で家計管理をする際に気をつけること
夫婦で関係管理をするのはとても大事なこと。
そしてどっちか一方に頼り切っていれば、負担も片方だけに。
また、家計の透明性もなくなります。
透明性がなくなると、
- 「へそくりをしているんじゃないだろうか」
- 「黙って勝手につかっているんじゃないだろうか」
- 「なんで、全然貯まっていないんだよ」
等、不満が自然とたまってきてしまうものです。
そうなると不信感から揉め事が多くなり、家庭環境も悪くなる。
お金のようなシビアなものは、出来る限り二人で負担を分け合うのがオススメ。
それでも揉めるものです。
夫婦といえど所詮は他人。
気が合わない、考えが合わないこともあって当然。
そこをいかにすり合わせて、お互いに歩み寄れるかが大事なところになってきますね。
揉めやすい項目トップ3
夫婦で管理をした際に、揉めやすいポイントを上げていきます。
勿論我が家もこの項目で若干のすれ違いはありました。
揉めるまでは行かなかったけど、すり合わせて、意見を一つにするのには時間がかかりました。
中々手ごわい項目ですが、一生共ににやっていくと決めたパートナーとはしっかりすり合わせましょう。
マイホームの購入
まずは人生で最も大きな買い物といわれる住宅。
賃貸派とマイホーム派と意見は分かれるところではありますが。
今回はマイホーム購入について。
結婚したらマイホームと考える人も多いと思います。
マイホームの購入にあたり、住宅ローンを組む人がほとんどだと思います。
これはとても大きな負債を背負うということ。
今後の人生何十年もその負債を背負い生きるということになります。
夢のマイホームと言うことで、理想の物件が欲しいのは当然でしょう。
ところが、理想の物件となると、やはりそれなりに金額も。。。。
一般的には
「住宅の購入の際は妻の意見を聞いたほうがいい。」
とは言いますが、妻が住宅に関しては、現実とはかけ離れた物件を提案してきたら。
そんな家庭もたまに聞きます。
分不相応なほどの金額の住宅をローンを利用し購入。
夫婦二人であれば、返していけない金額ではない。
ところが、
- 子供が出来たら。
- 老後の貯蓄を始めたら
- マイカーを購入したら
- 年を取り保険の金額が増えたら。
- 給料も順調に上がっていくか分からない。
購入の際に不動産会社は住宅ローンのシミュレーションを組んではくれます。
ですが、そういった将来の出費に関して、細かく考えてくれるのか?
不動産会社としては、どうしても売りたい。
そうなったときには、人生の出費の見積もりが多少甘くても、買うように勧めますよね。
家計が悪化し、最悪の場合、住宅を手放さなければならなくなることも。
手放して、完済できればいいのですが、住んでもいない家のローンを払う。
なんていう切な過ぎることが起こりうる可能性もあります。
夢のマイホームの前に、将来まで見据えたライフプランをしっかり夫婦で考えておくことで防ぐことも出来ますね。
子供の教育費
夫婦で結婚前は考えも一緒ですり合わせも出来ていた。
ところが、子供が大きくなるにつれて、考えに差が出てきてしまうのも、この費目
「子供の教育費」
ですね。
妻はママ友などの影響で、考えが変わってしまうことも。
決して悪いことではないですし、夫もそういった考えの変化に柔軟に対応するのも必要なことだと思います。
一般的には妻の方が、子供と接する機会も多く、子供に関する情報も沢山入ってきやすい。
それを頑なに
- 「結婚前はこうだった」
- 「こうやって言ってたのに考えを変えやがって」
と全否定するのも違う気がします。
ただし、子供の教育費に関しても、自分達の収入の身の丈にあったものを。
幼稚園から大学まで、全部私立に通わせた場合と、全部公立の場合とでは、2.5倍~3倍の差が。
ママ友の影響もあり、結局私立に通わせることにした。
ところが、周りの夫婦の職業を聞いてビックリ。
圧倒的に自分達の収入が低く、分不相応だった。
結局バイトをしなければならなくなり、お互いへの不満がたまり、夫婦の会話が無くなる。
夫婦仲も最悪の状態になり、子供に悪影響。
もうこれでは本末転倒もいいところ。
夫婦仲が良くて、家族の関係もよく、子供が憧れられる夫婦であることが大前提のはず。
それとは間逆の家庭環境で育ててしまったら、どれだけ優秀な学校に通わせようと。
家庭環境が最も子供の成長には影響してきます。
そこを見失ってしまわないようにしましょう。
専業主婦か共働きか
「妻には家に入って家庭のことだけやって欲しい。」
稀にこういった男性もいます。
妻が外に働きに出るのに凄く拒否反応を示す人。
もしくは、妻自身が家庭に入る気満々で、夫が稼いでくるのが当然としている。
子供も保育園や幼稚園に通うようになり、働ける環境にはあるが働かない。
こういった女性もたまに見かけます。
ただし、これも今の日本ではいかがなものでしょうか。
夫の収入が相当良くて、年々右肩上がりで上がっていく。
会社の倒産の可能性も無く、ボーナスもしっかりもらえる。
いつまでも現役バリバリで働き続けて、稼ぎ続けられる。
そんな人ってどれだけいるのでしょうか?
本当に一部の人だけでしょう。
ましてや、夫に事故や病気など何かあった場合。
ずっと家庭の中だけでやってきた妻がいきなり社会に出なければならなくなる可能性も。
何十年も家庭の中だけにいて、急に社会に出ても働けるでしょうか?
ちょっと疑問に思います。
実際に働いても使い物にならない。社会に適応できない。
そういった悩みを抱え自殺相談の窓口に相談してくる人もいます。
(副業で自殺したい人の悩みを聞く相談員のバイトもしています)
夫婦になったのであれば、夫自信に何かあった際、妻や子供が自分たちで生きていけるように。
そんな力をつけておいてもらうのも夫の責任では?
と思います。
妻が社会に出るようになれば、もちろん家事など家庭の事の負担は分け合うようになる。
そこに腹をくくってしっかり引き受けるのも、今の世の中の夫の仕事ですよね。
欧米はそのへんがとても意識が高く、共働きが当然。
家事の分担も当たり前のように二人で。
という夫婦像が非常に多いです。
日本の右肩上がりの好景気の時代は終わりまし
失われた30年を経て、新しい価値観を受け入れ、柔軟に対応する時代ですからね。
価値観のすり合わせが大事
上記の3つの項目を見ても共通して見えてくるのは、
こういった事が見えてきます。
まずは、夫婦でよく話合いましょう。
赤の他人同士が一緒に生きていくと決めて連れ添う夫婦です。
しっかり将来を見て、予想できるものは予想し、ライフプランをしっかり検討し計画的に生きていきましょう。
まとめ
夫婦で家計管理をするのはとても大事なことですね。
夫婦でのケンカ揉め事ってお金に関すること、原因がお金からくることって、すごく多くないですか?
借金3000万抱える我が家は、ほぼお金に関することでした。。。
家計管理を夫婦でやって、今どのくらい足りなくて、どのくらい必要か?
と言うのが共有できるとすごく楽になると思います。
生活費に関してもですが、下記の「夫婦の揉め事要因トップ3」も共通の認識を持っておくのがケンカを避ける大事な秘訣
マイホームの購入
子供の教育費
専業主婦or共働き
こういった項目を主として、人生のライフプランを作っておくのは本当に大事。
将来の出来事を出来る限り予測して、避けられるリスクはしっかり避けましょうね。
そしてライフプランを夫婦共通の認識としていれば、目標に向かって二人で頑張れます。
何十年も赤の他人が寄り添い生きていく夫婦と言う関係。
ただ、甘いだけのラブラブカップルではいられません。
世間の荒波をともに乗り越えていく、お互いに頼もしいパートナーになれるよう、ライフプランと言う共通の羅針盤を。
迷いそうになる前にプロの教えを受けて少しでも完成度の高いライフプランを作るのもいいですね。
自分達の人生に責任持って、少しでも楽しく要領よくいきましょう。