同じような年収のはずなのに、あの家は優雅に旅行によく行ってる。
なんでだろう?
何か、隠れた収入でもあるんだろうか?
それとも画期的な節約、貯蓄術があるのだろうか?
答えは簡単。考え方と習慣、マネーリテラシーの違いです。
貯蓄額の多い少ないに、収入は関係ない。
いかにお金について理解をし、ストレス無く上手くやりくりするかが大事。
統計としてもしっかり出ています。
(詳細は下記)
年収の低い層ほど、年収に対しての貯蓄割合で見ると大きく貯蓄をしています。
貯蓄は年収の多寡では決まらない
貯蓄の年収に対する割合が多いのは、年収が低い層ほど顕著
(やりくりが上手で、貯金を捻出している。)
なぜそんな事が起こるのか?
収入が多いほど余裕ができて、貯蓄もできるように感じるが、実際は。。。。
参考として統計結果を下記に
出典:知るぽると「平成30年(2018年) 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」より
このままでは少しわかりにくいので、グラフ作成しました。

平均値と中央値とありますが、統計上感覚的に近いのは中央値。
(平均値は極端に高い人も入ってしまうので。)
なぜ収入が少ないほど貯蓄できるのか?
収入が低いほど危機感が高いからと言えます。
収入が上がれば、それに伴い生活水準も上がる。
ただし、
収入が上がったとしても、最低限生活できる基準を把握し。
最低限の生活費の何ヶ月分を貯蓄としておく。
こういった決まりができていて、貯蓄に回す額を減らすのは問題ないでしょう。
ただ、人間というのは中々弱いもので、収入が上がってくると油断してきてしまうもの。
年収が低ければ、危機感を感じなんとかやりくりして、いざという時に備えるために、貯蓄もする。
そのために、しっかりお金についても学び、やりくりをする。
大げさに言ったら、現代で生存するための知恵、知識、武器を得るということです。
お金の知識
年収が低いとお金の知識を得ようと頑張り、年収が上がると油断をしてついつい緩みがちに。
今の時代、格差の時代とも言われています。
結局その格差とは、年収の多少ではなく、お金の知識の多少によって決まってきている。
「年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち」
という本がベストセラーになるほど、考え方、マネーリテラシーが大事な時代になってきました。
知識をつけることで、投資運用などによって、お金を増やしやすい時代。
サラリーマンの平均年収も下がってきている時代
「国税庁 民間給与実態統計調査結果」によると、1900年台に比べて30万円ほど下がってきている。
それでも高給を取れる人は取れるが、そうでない人は低い年収で喘ぐことに。
自己防衛の為のマネーリテラシー
そんな時代だからこそ、自己防衛、自分の家族を守るために知識で武装しなければなりません。
幸いにも、マネーリテラシーを上げていくことで資産を作りやすくなってきています。
収入を上げるための努力も必要ですが、昔よりも上がりにくいという事実を踏まえた上で。
しっかりマネーリテラシーを上げ自己防衛していきましょう。

まとめ
年収と年収に対する貯蓄比率の意外な関係。
年収が低いほど、危機意識からかしっかりと貯蓄をしている。
年収が多いほど意外と貯蓄が出来ておらず、使ってしまっているような状態。
この差は意識によるマネーリテラシーの差からきているといえます。
意識して、「お金について学び、資産をしっかり運用し、将来に備えられるか?」
これを意識し考え、実践していると貯蓄はどんどん増えていく。
まずはしっかりそこを意識していくだけで、余裕のある生活が送れる様になりますね。
ちゃんと意識し、学ぶことから初めましょう。