経済

景気回復の実感を得られない3つの理由。これから更に厳しくなる予感

景気回復感じられずに悩む_女性

景気が回復している、拡大しているというが実感が得られない理由は何だろう?
これから2019年10月には消費税増税の予定のようだが、このままでは家計が大変なことになりそう。
実感できない理由をまずは知りたい。

景気が良くなってきているといっても実際には給料はそこまで増えておらず、使えるお金、可処分所得も減っている。
これが景気回復を実感できない理由
景気と言うものをダイレクトに表す数字は無いため下記の様な数字を使う。

  • 雇用統計
  • 企業の利益
  • 設備投資
  • 消費者態度指数
  • 日銀短観の業況判断DI

など様々な数字を複合して景気と言うものを判断する。
こういった数字が回復してきているから景気回復と言っているが、これらの数字が私達の生活の豊かさ、余裕を実感するものとはかけ離れている。
これでは中々、政府の言う景気回復を実感できないのも仕方ない。

「景気回復期間が戦後最長を記録」などといわれているが、実感がない

景気回復の実感が全く無いのはなぜか?と言うことについて。
「景気の回復スピードが緩やかであるが、ゆえに景気が過熱せず、回復・拡大が長持ちする」
といってはいるが、これだけの長い間回復しているのであれば多少なりとも実感は出来るはず。
なぜだろう。。。。

景気回復感じられずに悩む

最大の理由:労働者の賃金が上がらない

本来、景気回復を我々がダイレクトに感じられる、労働者の賃金上昇。
これが中々上昇してこない。
最近は、相当な労働力不足といわれているが、なぜ上がらないのか?
非正規雇用労働者の時給は労働力不足の影響で上昇している。
なぜなら、時給を上げなければ人が集まらず、ライバルの会社にどんどん行ってしまうから。
流動性が高い非正規雇用労働者の場合は、分かりやすく現れている。
正社員の場合が問題です。
近年、終身雇用の崩壊などと言われてはいますが、実際はまだそこまで浸透はしていない。
つまり社内には正社員は終身雇用の年功序列的な風土が染み付いている。
雇用側にも、非雇用側にも。
そんな風土のため、労働者も中々すぐには辞めないので、経営者側も賃上げをする必要を感じず賃金が上がりにくい。
また会社の慣習として、昔の日本企業は家族のように「共同体」であった。
ところが今はグローバル化の影響で、「株主のための組織」になってきている。
儲かれば、勿論株主に還元しなければならない。
つまり労働者に配分するのは最小限にとどめるところが多い。

可処分所得の減少

実際に自分の使えるお金を可処分所得と言う。
給料をもらい、必要なものを差っ引き余ったお金が可処分所得となる。
この可処分所得の多寡が人々を安心させたり、不安にさせたりする
給料が減少したとしても、可処分所得の増加が上回れば余裕が出来たように感じます。
社会保険、税金などの支払いが増加すると、可処分所得は減ってしまい、余裕は感じられなくなります。
つまり私達の生活に最も重要な数字といえるものが可処分所得。

今後は可処分所得は更に減っていきます。
所得税、社会保険料、消費税の増税により。

景気の好況を感じられず、世の中の示す数字とは乖離をした状態。
そして労働者から徴収されたお金は、国の借金返済と言う、過去の負債の清算へ。。。。。
詳しくは「「可処分所得」をしっていますか?景気の実態を最も表す数値としても」で書きましたので参照ください。


根底にあるのは「デフレマインド」か

景気回復の実感と言うのは結局のところ感情になります。
それを具体的な指標で示そうとするのが、

  • 雇用統計
  • 企業利益
  • 設備投資
  • 消費者態度指数
  • 日銀短観の業況判断DIなど。

これら一つ一つの指標を複合的に考え景気判断をします。
ところが、結局のところ感情のため、数字が良くても、デフレマインドなってしまっていては景況感は冴えないままです。
上記の労働力不足に関しても、デフレマインドは働きます。

  • いくら労働力が不足と言って、景気よさそうな話が聞こえてきても、すぐに景気が悪化するだろう。
  • アルバイトの時給を上げるために、商品の値段を上げたところですぐに景気悪化するだろうから無駄だろう。
  • 正社員を雇っても、すぐに景気が悪くなり、過剰な人件費になる。
    ならば、非正規の人に頼って今の忙しさを乗り切ったほうが安全。
    今いる社員を守るためにも。

などと考えてしまう。
「デフレマインド」とはデフレ(物価が下がり続ける事)とは違ったニュアンスで使われます。
「遠からず景気はまた悪化するんだろう」と言う不安感が先立つこと。
バブル崩壊後の失われた30年ともいえる、辛い時代が皆の気持ちをそうさせてしまったのでしょう。
このマインドを解消するのは相当に骨の折れる大変なことだと思います。
ましては、今年の消費税増税と言う要素をどのように乗り越え、国民のマインドを変えていくか。
日本人の悲観論好きと言う特性もあるでしょうが、好景気を肌で感じられるようになりたいものです。

人生要領よく元気に

まとめ

「景気が回復している」「戦後最長の景気拡大期間」などと政府は声を上げているが、一向に実感が出来ない。
むしろ2029年10月の消費税増税などで、更に冷え込むように思える。
実際は労働者の賃金も上がっていない。
その原因としては日本の「終身雇用」「年功序列制度」の風土と、「株主還元」と言うグローバルな慣習の歪だとも言える。
また、可処分所得も上がらず、増税により更に下がることは確実。
我々のマインドもデフレマインドとなり、悲観的になっている。
バブル後の失われた30年の影響が大きいのでしょう。
2019年10月から10%へと引き上げられる予定の消費税。
それの影響もどのように出てくるかは分からないが、良い方向に行くとも考え難い。
根本的に日本と言う社会のシステムの改善が必要なように思えて仕方が無い。

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丸山 さとし
丸山 さとし
26歳から借金3000万を抱え、人生奮闘中。投げ出したり、逃げ出したくなりながらも、妻と子供とやってきました。現在37歳。明るく元気に楽しくやっております。 地元長野県松本の家族のブログも運営しております。 https://matsumoto-maru.com