欧米には日本的なサラリーマンは存在しない。
日本も欧米のように向かっていくことが実際に動き始めますね。
「働きかた改革」が良い例です。
日本独特のサラリーマン制度が消えていく
日本のサラリーマンは年功序列の定年退職制度。
欧米は成果主義であり、定年退職は違法。
この日本的な働き方が欧米寄りに変わっていくと言われて久しいです。
何がどう違うのか、どんな背景が有るのか知ってますか?
成果主義だけじゃありませんよ。
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定年退職が違法?
これは年齢の差別をなくすため。
「定年退職」
良く言えば、ある年齢までは雇ってくれる。
言い換えれば年齢による強制解雇
ということになります。
欧米ではこういった年齢による差別は許されません。
これも完全に文化の違いですね。
文化の違いによるシステムの違い
日本の様に島国の単一民族で古くからずっと来ている国。
欧米の様に陸続きで移動が自由なために、肌の色も、宗教も、文化も違う人達が混ざり合い、できてきた国。
それはもちろん違ってきます。
差別というか区別ということで、仕事に関しても年齢など、本人の意思とは関係ない部分、肌の色、年齢、性別などで区別はしない。
能力というところでしっかり分ける。
事務系の仕事:バックオフィス
いわゆるデータの入力や、事務的な仕事をする人たちには
「同一労働、同一賃金」
が徹底されています。
年がどれだけ若かろうと、仕事の内容によっては20歳も上の人と給料は同じになるわけです。(差がついたらそれは「差別」。すぐに訴訟問題へ)
この「同一労働、同一賃金」、本ブログでも「働き方改革」の部分で何度か出てきています。
安倍政権の目玉政策「働き方改革」ではこれを推進しようと中核の1つとしています。
(働き方改革については「これから始まる「働き方改革」必ずあなたにも影響が。知識を武器に」にて書きました。)
マックジョブ
マニュアルに沿って行なうことで誰がやっても同じ結果を出せる仕事をマックジョブと定義してます。
これは誰にでもできる代替可能な仕事。
マクドナルドの店員が象徴的な仕事です。
入ったその日からマニュアルに沿って作業をしたら、ベテランと同じ様に商品を作ることができる。
この人たちは自給換算。
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クリエイティブクラスとマックジョブ
マックジョブに対する仕事として「クリエイティブクラス」というのもあります。
「クリエイティブクラス」とは「クリエイター」と「スペシャリスト」に分類できる。
俳優やスポーツ選手など、名前の通りクリエイティブな仕事をする人。
一度当たればとんでも無い富を築くが、大概が泣かず飛ばず。
医者や、会計士、弁護士など専門性を持ち、大きな責任を担う変わりに、平均して高い収入を得る人。
この三種類はどれが良い悪いというわけではないです。
全てに良い部分もあれば、リスクや嫌な部分もある。
あなたの仕事はどれ?
あなたの仕事が当てはまるものはどれになりますか?
日本人であるあなたの仕事はどれにも当てはまらないことがほとんどなのではないでしょうか?
そこが日本独自の職習慣なんです。
昔からの単一民族文化で成り立ってきた独自の「働き方のあり方」
それに対して欧米は様々な文化が混在している中で醸成されてきました。
近年のグローバル化で
今の時代、LCCや通信網の充実などによって、国境と言う境もあいまいになってきています。
「働き方改革」もそうですが、アルバイトに海外の人がいることが当然になってきたり。
GAFAと言われるグローバル企業がどんどん進出してきたり。
「社内公用語は英語」という会社も出初めて久しくなります。
まだ、こういった流れは大手企業ばかりですが、あっという間に中小企業にもくるのでは。
政府も法整備などで後押ししているくらいですから。
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まとめ
欧米と日本の働き方の違い。
どちらが良いということはありません。
が、世の中の流れとして欧米の働き方にシフトしていっているように感じます。
確かに評価されないのに一生懸命頑張ろうとは思えない。
私も良く感じる部分です。
ただ、それに伴って将来の不安や、懸念も出てくるものですね。
今後についてしっかり学び、少しでも不安や懸念を払拭していきましょう。