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【続き】ブラック企業で働いて人生相当追い詰められたけど抜け出す時の話

さて、先日のジェットブラック企業の記事の続きになります。
かなりのジェットブラック企業で働いていた私ですが、「うつ病」を発症し晴れて退社へ。
ところが、給料や貸したお金は返ってきません。
それをどのように取り返したのか?というのを体験談を交えて記事にしたいと思います。

前回の記事はこちら

ブラック企業、恐ろしい廃墟の壁
ブラック企業で働いて人生相当追い詰められた話世間でよく聞くブラック企業。 私はブラックというよりも更に黒いジェットブラック企業で働いてました。 「ジェットブラック」って一見格好...

ブラック企業からの脱出と未払い劇

「うつ病」という診断を受け、出社ができなくなったのですが、出社拒否初日は物凄い物凄い怖かったですね。
今までにも突然会社に来なくなってしまった人、いわゆる「バックレ」というやつですが、それをした人の家へ社長が押しかけたりしていたので。。。
しばらく実家にいました。
当日は鬼電来ましたし、、、、
「会社が迷惑しています。」といったメッセージも来ました。
「いやいや、こっちが相当迷惑してるけど。」と思いながら見ていましたが、そのときもアルバイトの子に連絡するように言われました。
社員だったはずなのに。。。。ここでもアルバイトが上司という扱いですね(笑)

色々払われてないんですが、、、、

ただ、色々と払われていないものがあります。
給料5ヶ月分弱、貸したり建て替えたお金。。。。。
総額でいうとザッと100万は越えてきます。
これを今後どうしていくか。直接連絡を取ってやりとりするのも本当に嫌でした。
直接やり取りしようものなら、チンピラかよってくらいのこと言ってきそうで。

予想された脅し
  • 会社に迷惑かけた分の費用(シフトの補充、求人の費用)
  • 事故で廃車になった移動販売車の費用500万
  • 営業できなくなった日があったからその売り上げの補填
  • その他もろもろ、、、

※まとめてみたけど、本当によくこんな職場選んだなと反省(笑)

代理人を通すことに。

結局本人とは話したくないし、「うつ病」になってるその原因となった人と話すわけにもいかないので、弁護士に相談することに。
相談した弁護士が実は以前相談したことがある弁護士事務所の先生。
20時間、10日間休み無しで働いた際、移動販売者で事故しました。
詳細は下記記事

ブラック企業、恐ろしい廃墟の壁
ブラック企業で働いて人生相当追い詰められた話世間でよく聞くブラック企業。 私はブラックというよりも更に黒いジェットブラック企業で働いてました。 「ジェットブラック」って一見格好...

それをネタに、毎日のように2時間も3時間も営業後の夜な夜な説教

真夜中説教の中身
  • 「移動販売車の金払え。500万」 → 新車購入金額?
  • 「事故は100%お前のせいだ」 → 労働基準法違反してるのに?
  • 「金を払うまで退職させない」 → とうとうゆすりに入りますか。。。?

そんな脅しと説教をされた日々。
“法テラス”という、無料で弁護士に相談できる制度があるんですが、それを利用した際に相談に乗ってくれた先生の事務所でした(笑)
人の縁というのは不思議です。
ちなみにその相談した事実を知られたときには、
「お前がそういうことするならこっちも徹底的に争うからな」と凄い形相で言われました(笑)
自分のこと棚に上げまくるのも甚だし(笑)

代理人による交渉、労働基準監督署の登場

弁護士の先生に間に入ってもらい、まずは文章での通知による請求からはじめました。
それと同時に労働基準監督署にも行ったほうがいいとのアドバイスを受け、そちらにも相談に行きました。
ここからは、メインは労働基準監督署が交渉してくれました。
弁護士の先生は報告をしながら別方面でも動けるように、いろいろ準備をしてくれていましたね。
さすがプロという感じです。
弁護士の先生も言っていたんですが、一昔前は労働基準監督署もあまり力が無く、指導された側も無視しし続ける。といったことがまかり通っていたらしいのです。
近頃はそういった問題も多くなってきたのか、強制力を持てるようになったらしい。
営業停止や、業務停止といった強行にも出ることが出来るため、監督署の指導でも動かすことで出来るそう。
もし何か労働条件や、労働環境で悩んだ場合は電話相談も出来るから、気軽に聞いてみるのも自分を守る手段ですね。
また、相談先が分からないとかいう場合は、プロにとっとと相談しましょう。

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もやもや抱えて働くのは辞めましょう。
生産性も落ちるし、周りにも良い影響与えないし、自分の精神的、肉体的にも今後のためにも不衛生。
すっきりして一生懸命働きましょう。

代理人との二人三脚の末

代理人の弁護士、労働基準監督署とは密に連絡を取り、定期的にも打ち合わせをし、どんどん交渉してもらいました。

相手側の労働基準監督署への対応
  • 居留守 ⇒ 店は営業してるから最初だけ
  • 着信無視 ⇒ 常套手段。店にかけて対応。
  • 支払うお金が無い ⇒ 分割で支払い。

相手の弁護士への対応

「折角、払おうと考えていたが、事故の賠償の件もあるから、こちらもそれ相応の準備をすすめる。」
⇒ 払う気については疑わしいが、、、そもそも事故と未払いは別の話。


弁護士の先生との話し合いの末、問題は一つずつ片付けていかなければ解決するものもしない。
ということで、まずは未払いの給料を支払いきってもらうようにしました。
監督署も丁寧にフォローをしてくれました。結局分割で未払いを清算すると言うことで10回に分割して支払われました。
ただ、それも大概遅延。その都度(ほぼ毎回)監督署が催促をする始末。。。。
もうあきれ返ってしまいましたがね()
結果的に給料の未払いは全て解消されました。

返済してもらえない部分も

立替や、貸した部分は結局返ってきませんでした。弁護士の先生も、証拠が不十分で、かなり時間がかかるかもということ。
時間をかけてエネルギー使って取り返すよりも手放すという事にしました。
そのほかには、残業代、受けた暴力(体をあざだらけにされたり、、、)の慰謝料など言い始めればキリが無いですが、向こうにもそれなりの言い分はあるでしょうから。
この辺りで幕引きです。

その後の話

無事に退社し、次の仕事は、「うつ病」も落ち着き、取り返すもの取り返してから。落ち着いた頃に。と悠長なことを言ってられないのが、我が丸山家。
どんなに病んでいようと、状況がきつかろうと、返済は待ってはくれません。
税金の支払いも勘弁はしてもらえません。
生きている限り発生し続けます。ましてや、家を買ったのと同じくらいの金額だけど、事故の借金では税金の控除も全く効きません。ブラック企業に勤めていても関係ありません。支払うものは支払わないとならんのです。。。
改めて世間の世知辛さを骨身に沁みさせながら次の仕事を探しました。
ただ、世間は冷たいが、周りの人はとても温かい。
就職を世話してくれたり、バイトを紹介してくれたり、次が決まるまでの間雇ってくれたり。本当に泣けてきました。

それは突然やってきた。

思い出したら、腹が立ったりしますが、もう後は忘れるだけと思い、夫婦でも思い出話にしていた頃。
突然ブラック社長から手紙が届きました。人づてで。
「申し訳ない」といったことが書いてあり、「いつか一緒に酒が飲みたい」みたいな。。。。。
いやいや、順番違うでしょって。払うもん払って、全部清算してからでしょって。
まぁ、言っても仕方ないか。
妻と物凄いビックリしました。
改めて辞めて正解でした。と妻ともよく話しました。

まとめ

こういったブラック企業に入社してしまう。突然降って沸いたように起こったりします。
そうなると中々本人は気づくことが出来ません。
相談しようにもそんな渦中にいる人はそんな事考えもしません。
もし出来るなら、周りにいるあなたが教えてあげてください。
相談窓口へ付き添ってあげたり、電話するように促してあげてください。
相談するだけはタダだし、何か気づけてそこから抜けられるかも知れません。
ブラック企業で色々な経験も出来るかも知れませんが、リスクが大きすぎます。
病気や、家庭の崩壊、最悪命を無くすこともありえます。
見てみぬ振りせず、声をかけてあげてくださいね。
周りにいるあなたがキーになりますよ。
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ABOUT ME
丸山 さとし
26歳から借金3000万を抱え、人生奮闘中。投げ出したり、逃げ出したくなりながらも、妻と子供とやってきました。現在39歳。明るく元気に楽しくやっております。 地元長野県松本の家族のブログも運営しております。 https://matsumoto-maru.com

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