仕事

知ってます?欧米より日本の方が会社嫌い。それでも社畜で長時間労働

実は日本人て、会社のことが大嫌いだというのをご存知ですか?
しかも今も昔も。

「そんなの世界中どこ行ってもそうでしょ?」
とか思うかもしれませんが、海外の何倍も仕事や会社を嫌っている。。。。

日本人は世界でも有数の働き者なのに、自分の会社が嫌い?

日本人が働き者とは良く聞きますよね。
日本人は働き者で、世界的に見ても長時間労働やサービス残業が凄く多いという話。
そう聞くと、「会社のことが好きなんじゃないか?」とも考えられます。
ところが全くそうでは無い。。。。
”DIAMOND online「日本人は「会社が大嫌い」で「会社のことを信用していない」」”のデータなどを参考にさせていただき、解説していきます。

【神話】日本の会社は温かく、正社員は幸せ

たまにこういう話を聞きませんか?

欧米の会社は成果主義で、社員に対して容赦がない。
反対に日本の会社は“温情”に厚い。だから日本の社会は素敵な社会。
社会の流れが欧米化していく、企業がどんどん欧米の様に社員を冷遇する様になっている。

実際本当にそうなんでしょうか?
果たして日本人は会社からの恩を受け、感謝し、会社のためなら。と思っているんでしょうか?

統計の結果を見ると驚くべき事実

 日本の企業研究の泰斗、小池和男氏は『日本産業社会の「神話」』(日本経済新聞出版社)で、1990年に行なわれた日米比較調査や、1988年から2000年にかけて4回行なわれた電機連合の14カ国比較調査などを挙げて、「神話」に反して日本のサラリーマンが会社に対してきわめて冷めた感情を持っていたことを示しました。

出典:DIAMOND online:日本人は「会社が大嫌い」で「会社のことを信用していない」 橘玲:作家
https://diamond.jp/articles/amp/144508?skin=amp より

※下記は記事内アンケートの要約

今の会社にどれほど満足ですか

日本

満足:17.88%
不満足:15.9%

米国

満足:34.0%
不満足:4.5%

あなたの友人がこの会社であなたのような仕事を希望したら、あなたは勧めますか

日本

勧める:18.5%
勧めない:27.6%

米国

勧める:63.4%
勧めない:11.3%

今あなたが知っていることを入社時に知っているとして、もう一度この会社の今の仕事につきますか?

日本

もう一度やる:23.3%

米国

もう一度やる:69.1%

今の仕事は入社時の希望と比較して合格点を付けますか

日本

合格:5.2%
不合格:62.5%

米国

合格:33.6%
不合格:14.0%

とあります。
この結果を聞くともう唖然とします。
確かに、私も会社に否定的な意見の方の人間です。
だからこそ、このブログを書いたり、プログラミングを勉強したりしています。
会社に頼らず、自分の力で生きていきたいと考えているからです。
私の場合は借金の為、返済で20万/月持って行かれている状況です。
それもあるかもしれませんが。。。。

確かに会社の愚痴、不平、不満を本当によく聞く。

今回紹介した記事を読んでみて、私の周りの事を考えてみると、

「自分の会社が好きだ。」
「この仕事に出会えて幸せ」

などと言っている人は、会社員ではほぼいない。
皆何かしら文句を言っている。
反面、25-6の頃、米国で働かせてもらったんだが、米国人からそこまでの文句はあまり聞かなかった気がする。
同僚の文句などを言っている人はいたが。

そんな不平不満だらけにもかかわらず、長時間労働てすごい

改めて思うが、そんな環境の中でも不平不満を口にしながらも、長時間働いて頑張っている。
それは、日本の評価制度がそうさせている部分が大きいのでは?と。
欧米の様に評価制度が分かりやすくシステマチックになっているわけではない。
日本の会社では上司、部下、同僚皆から認めてもらわないと上に行けない。
つまり、給料が上がらないということ。
結果だけ出せば良いというわけでは無い。
周りに「頑張ってんな」「流石だよな」と認めてもらうためには、長時間労働をするのが手っ取り早い。
だからこそそんな環境でも頑張るのでは?
「忍耐」という言葉が示すように耐えて忍んでやり続ける。

上に行くための大きな障害も

上に行く。役職をつける。もっと高い役職につく。そのために頑張っているが、大きな障害も。

「年功序列」という年齢差別

ちょっと厳しい言い方をしたが、これもまた問題になってくる。
年齢だけはどれだけ頑張ってもひっくり返らない。
だから、闘う相手は同期。
同じ部署の年上と争っても中々勝負にならないという厳しい現実。
それを何十年も続けていき、歳を重ねれば重ねるほど枠は狭くなる。
1つの椅子をかけた熾烈な椅子取りゲームになっていく。

これって本当に苦行じゃないかと改めて思います。
ただ、これが会社の成長の源泉にもなっているという事実も。

熾烈な競争を繰り広げても「労働生産性」は最下位

最近ようやく指摘されるようになりましたが、日本経済のいちばんの問題は労働生産性が低いことで、OECD34カ国中21位、先進7カ国のなかではずっと最下位です。日本人は過労死するほど働いていますが、一人あたりの労働者が生み出す富(付加価値)は7万2994ドル(約768万円)で、アメリカの労働者(11万6817ドル)の7割以下しかありません(2014年)。これは日本人の能力がアメリカ人より3割も劣っているか、そうでなければ「働き方」の仕組みが間違っているのです。

出典:DIAMOND online:日本人は「会社が大嫌い」で「会社のことを信用していない」 橘玲:作家
https://diamond.jp/articles/amp/144508?skin=amp より

上記引用にある通り、今まで培ってきた日本の仕組みが歪みをきたしてきているのかもしれません。
そろそろ日本人の「忍耐」による踏ん張りも限界かもしれません。
長時間頑張っても生産性が低いまま。
確かに不満やモチベーションが低い状態でいくら頑張っても生産性が上がらないというのは納得です。
出世、昇給など明確な目標が手に出来るという確信があれば、モチベーションも上がり、生産性も向上します。
目標があっても、日本の場合は年を取ってから。
つまり頑張ったとしても、決定打が年齢と言うことであればモチベーションも下がりますよね。
そんな中での「働き方改革」の法案施行によりどのように変わっていくのでしょうか?
人は無意識に変化に抵抗を示すもの。
それ相応の抵抗や、批判なども出ると思いますが。。。。

まとめ

欧米人よりも日本人の会社が嫌いと言うのは驚きました。
確かに私の周りでも

「会社が好きで」
「今の仕事が天職だ」
「働きたくて仕方ない」

と言っている人はほぼいません。
経営者の人は言っている人多いですが。
確かにこんな状況では生産性も上がらず、だらだら働いて疲弊だけしていく。
この状況もうなずけます。

また、正社員になれば、そんな意見ばかりが出るのになぜ世の中は正社員、サラリーマンになるのを勧めるのでしょうか?
世間でよく言う

「正社員になったら安泰だ。」
(ただし、辛い苦行の中での覚悟を)

社会全体が「社畜礼賛」といった風潮の世の中。
辛いだけの人生でも、その中で小さな幸せを見つけて生きていけ。と言うことでしょうか?
私は最近色々なひとと会うことが出来ています。
中村ひろきさん(@you_chiryoin ‏)、みすけさん(@mizunote_net ‏ )、ziccoさん(@ziccommune ‏)など、皆会社勤めではないですが、凄く自由で楽しそう。
むしろ私の周りの会社勤めの人よりも楽しく人生を謳歌しています。
そうして新しい価値観を見ていくと、新たな働き方、生き方と言うのを目の当たりにします。
また、そんな新たな生き方については追々記事にしていきたいと思います。

ABOUT ME
丸山 さとし
26歳から借金3000万を抱え、人生奮闘中。投げ出したり、逃げ出したくなりながらも、妻と子供とやってきました。現在39歳。明るく元気に楽しくやっております。 地元長野県松本の家族のブログも運営しております。 https://matsumoto-maru.com

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