仕事

日本のサラリーマン働き方の破綻?欧米化するシステムを生き抜く方法

昨日の記事で欧米と日本の働き方の違いについて書いたが、日本の働き方が破綻をきたし始めているということについて。
昨日の記事はこちらの「欧米と日本の働き方の違い。サラリーマンとして今後どう生き抜くか」を参照ください。

先日の記事に引き続き、こちらの橘玲さんの本を読んで学んだことを、私の意見をあわせながら紹介させてもらおうと思います。

日本式の働き方の破綻

働き方が欧米のようになっていくという話は聞いたことがあるだろうが、どうしてそうなっていくのか?
その根本に日本式の働き方

  • 終身雇用
  • 年功序列

が崩れてきてしまっているということを理解していますか?

欧米(アメリカ)の働き方の形態

先日の記事にも書き、若干内容は重なりますが、欧米(アメリカ)には

  • マックジョブ
  • クリエイター
  • スペシャリスト

と大きく分けて3種類の働き方に分類されます。
このうち

マックジョブ

時給の仕事
(本来異なる部分もあるが、バックオフィスとも言う)

クリエイター

俳優、スポーツ選手、音楽家など

スペシャリスト

医者、弁護士、会計士など

と分けられます。
まず最初にクリエイターが会社から独立しました。
(例えば、映画と言う1プロジェクトに対して、監督、俳優、スタッフが集まる。
1プロジェクトが終わったら、一度解散と言う形)

次にスペシャリストとバックオフィス(マックジョブ)の仕事がしっかり分けられるように。
バックオフィスの人たちは同一労働同一賃金が徹底されていて、もし日本のように年齢などで差がつけられると、すぐに訴訟になってしまいます。
それに対してスペシャリストは完全な能力給。上手くいけばどんどん稼げますが、ノルマに未達となったら、即解雇。
そんな事から彼らは会社への帰属意識は無く、業績次第で簡単に、頻繁に転職を繰り返す。
そして、どの会社でも共通なマニュアル化できる知識を「一般的技能」と呼びます。
労働市場で必要な経験や知識・資格を持つ人材をいつでも調達することが出来ます。

日本の働き方の形態

日本の会社では特に働き方の分け方はありません。
よく言う「ゼネラリスト」と言うのを日本では育成するといいます。
キャリアローテーションなどと行って様々な部署を経験させたり。
ただこれは、その会社でしか通用しない「企業特殊技能」を学ばせるためでもあります。
日本の企業では書類の作り方や、仕事の進め方など、「暗黙知」で決まっていることが多い。
サラリーマンはその会社でしか通用しないことを必死で習得します。
それなのに、景気の影響で簡単にクビになったり、給料をカットされたのではたまったものではありません。
会社としても悪い評判が立ってしまうと人材を集められなくなります。
そのため、年齢に応じた昇給と終身雇用を約束して社員を安心させようとします。

退職金と言う人質

日本の雇用形態では、会社は安定した身分を提供する変わりに、若い正社員に低賃金労働を求めます。
日本の会社員は退職金と言う“人質”を取られているようなもの。
若い頃安く働かされる分を“人質”にしているような感じですね。

この様に企業の暗黙知によって成り立つ会社の中で通用するものを「企業特殊技能」といいます。

欧米も日本も上手く成り立っている。

アメリカの会社は一般技能、日本の会社は企業特殊技能によって。
それぞれが運用されており、どちらも上手く機能していました。
両方共にとても安定した雇用慣行であったために上手くやれてきたんです。

ここで日本に異変が。

これまでは日本お得意の暗黙知により、一度勤めれば終身雇用。
定年するまでは安定し、定年の際には大量の退職金で老後も安心。
これが皆のお約束でした。
ところが、バブルの崩壊以降、失われた20年などといわれていますが、その間に起こったことが悲惨でした。
上記のお約束があったから、

  • サービス残業よろしく。
  • 月月火水木金金
  • 24時間戦えますか?
  • モーレツ社員

といった言葉が象徴するように、会社にささげてきたのにもかかわらず、

リストラ

が実施されるようになってしまいました。
これによって、暗黙知で会社から約束されていた安定と言う神話も崩れてしまうわけです。
日本の会社は「企業特殊技能」を必死で身に付けてきたわけですから、転職に関しても不利でしかありません。
これも企業の思惑通り。
出来る限り会社に依存させることで、転職に通用する高い専門性を教育しなくても済んでいたんです。

ポストの不足

リストラをしなくても済んでいた時代。
経済も右肩あがりだったため、年功序列で年を取っていっても役職につくことが出来ました。
どんどん事業を拡大し、新たなポストを作ればよかった。
ところが、失われた20年とも言われる現在ではそんな事もままなりません。
必然的に社会の流れとして、窓際族が出来上がり、早期退職などによって「口減らし」が行われるわけです。
会社に依存していたツケといえばそれまでですが、社会全体がそんな流れであったのに、誰が気づけましょうか。
そんな背景から日本と欧米では面白い違いも生まれました。

仕事を聞かれたらなんと答える?

あなたは、「何の仕事をされてますか?」と聞かれたらどう答えますか?

日本

会社名 ⇒ 仕事内容

欧米

仕事内容
※会社名を聞くと怪訝そうな顔をされることも。

日本では、スペシャリストを育てるような文化が無いため、会社名を答えるしかないんです。
そんな辛い状況ばかりが目に付いてしまう日本の現状
ですが、そんな状況だったからこそチャンスも多分にあるんです。

スペシャリストには誰でもなれる

上記の話から、日本人が生き抜くためにはスペシャリストか、クリエイターになるしかないというのは一目瞭然です。

「今からそんなものになれるわけがない」

と、ふてくされるのは簡単です。
出来なそうな事を言われると最初は人間そうなります。
ただ、そこからが選択ですね。
やるか、やらないか
私も借金抱えた時はふてくされてた時期もありました。
ですが、色々学び(今も学び中、積み上げ中ですが)スペシャリストにはなれると確信しました。

まとめ

欧米(アメリカ)と日本では雇用の形態もちがう。
スペシャリストを作る社会と、「企業特殊技能」を身につける社会。
どちらが良いということはありませんし、どちらもそれでうまく成り立って来ました。
ところが日本の「企業特殊技能」によって会社に依存し、成り立ってきた社会に徐々に限界がきはじめました。
バブルの崩壊、失われた20年。いつまでも右肩上がりの成長はし続けられない。
そこに甘えてしまっていたことの煽りです。
ではどうするか?
日本人もスペシャリストとしてのスキルを身につけていくしかありません。
そのためにはあなたが今までやってきたこと。
過去を振り返って夢中になれたことにヒントが有リます。
「好きなこと」よりも夢中になれたこと。
これが大事です。
スキルは掛け算。
あなたの夢中になれたことをかけ合わせて、あなただけのニッチを開拓して生き抜く術を獲得しましょう。

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丸山 さとし
丸山 さとし
26歳から借金3000万を抱え、人生奮闘中。投げ出したり、逃げ出したくなりながらも、妻と子供とやってきました。現在37歳。明るく元気に楽しくやっております。 地元長野県松本の家族のブログも運営しております。 https://matsumoto-maru.com