この記事では無保険の事故で、被害者となり相手から賠償金を取り立てたいという人に。
- 加害者が賠償金を払ってくれない人。
- 請求しても必要がないと突っぱねる相手。
そんなどうしようもない加害者に対してどのように取り立てたらいいのか。
修理代等お金かかってるのに払ってもらえない。
加害者側でしたが、しっかり逃げられないような状況に置かれ賠償しています。
経験からも言えますが、加害者にちゃんと賠償してもらえるような対策を取りましょう。
こうした問題を泣き寝入りしないように。
できるだけ小さな負担で解決していくには、対処法を知っておかないといけません。
そんな対処法を無保険事故により、裁判となり、2000万の賠償(10年以上の返済)を負った経験とそこから学んだこと、併せて紹介していきます。
無保険での事故、取り立てるにはまず保険の加入未加入のチェック
無保険での事故の場合、相手から賠償金を取り立てる(支払ってもらう)ために必要なのは、第一に自賠責保険の有無。
自賠責保険にも入っていないとなれば、ほぼ犯罪みたいなものですよね。
違法車両を乗り回しているということですから。
それでも相手が自賠責未加入であれば、本当に最悪かも知れません。
無保険での事故で自賠責未加入では取り立てが難しい
無保険の事故で相手が自賠責保険すらも未加入であれば、取り立てるのは容易では有りません。
通常であれば、治療費を立て替え。
自車の修理代など色々立替えて請求する。
そして、プラス慰謝料などの賠償。
この治療費の立替分すらも取り返せなくなるかも。
もう相手次第と言うことになってきまが。
相手にお金があれば取り立てられるかもしれませんが、自賠責すらも入っていないような人にお金があるかといったら。。。。
無保険の事故。自賠責があれば多少は取り立てられる。
無保険の事故の相手が自賠責保険に入っていれば、多少の治療費は取り立てられます。
自賠責は、被害者救済の目的を持った保険です。
被害者救済といえど、死亡、怪我と後遺症の慰謝料まで。
自賠責への補償の請求、補償内容について、詳しくはこちらの記事に。
- 無保険での事故での自賠責保険の使い方。
- 「被害者請求」少しでも負担を楽にするために。
無保険の自動車との事故。「被害者請求」で示談前に賠償金をもらうことも。
ただし自賠責では車両などの物に関しては賠償できません。
個人に賠償請求をかけ、話し合いで示談として決着をつけることになります。
無保険での事故において、しっかり取り立てるには
無保険での事故の場合は、相手から賠償を取り立てるのも、保険会社が入らないため、個人への請求となります。
そうなると、個人同士でやりあったとしても話は進まないでしょう。
動く金額も大きいため、簡単には譲ることもできませんよね。
私の場合も一切譲り合いはありませんでした。
私も無保険事故を経験してますが、最悪のお互い無保険同士でした。
個人同士の話し合いをしていましたが、何年も示談の交渉は進まず。
(お互いに自分の主張を曲げようとはしません)
平行線の話し合いを続けた結果、弁護士を入れて裁判をすることになりました。
結局個人同士では示談の話し合いを進めるのは難しい。
早い段階で、弁護士などのプロを入れて進めましょう。
弁護士に依頼するにはプロからの紹介が絶対。
上記の私の事故のときの話。
最初にとんでもない弁護士を素人から紹介してもらい依頼してしまいました。
結果、賠償金も必要以上にふくらみ2000万と言う結果に。
そんな経験からも弁護士を選ぶコツなどを記事にしました。
記事内には、弁護士選びのオススメのリンクも貼ってあります。
- プロが法律の専門家を無料で紹介してくれる「相談さぽーと」。
- 専門家への厳しいチェック体制もあり安心。
- 交通事故であれば本当に交通事故に強い弁護士を紹介してくれます。
弁護士、専門家への相談で悩んだら。日本法規情報「相談さぽーと」であなたに合った専門家を
費用がかかるからと言ってケチってしまっていては、相手に逃げられて全く賠償してもらえない可能性も出てきますよ。
上記の記事の「相談サポート」は最初は無料で相談できますので、まずは相談してみてください。
相手の資産を抑えること
弁護士などのプロに頼んだ場合でも、相手がお金を持っていなければ取り立てることも厳しくなってしまいます。
そこで必要なのは相手の資産を抑えること。
裁判にて判決を出してもらわなくても、弁護士などに頼み、裁判所を通して示談をした場合。
相手が賠償金を支払わなかったりした場合、資産を差し押さえることも出来ます。
それによって相手が逃げられない状況にすることでしっかりと賠償してもらうことができます。
私の無保険事故では私が加害者となってしまい、相手に2000万円の賠償をしなければならなくなりました。
弁護士を入れて示談となりましたが、当時私が学生であったため親が保証人になることに。
(それも突っぱねておけばよかったと何度も後悔しましたが(汗))
示談の結果、保証人である親の家(私の実家)を担保に取られて賠償していくことに。
2000万の賠償を分割で10年以上していますが、本当に辛いものです。
何度も逃げたくもなりました。
ですが、家を担保に取られているのでそれもできず。
親から家を取り上げるわけにいかないですからね。
そうして賠償を何とか続けています。
こういった逃げられない状況でなければ多額の賠償は続けられないと実感しています。
経験談からです。
しっかり逃げられないように、担保はちゃんと取りましょう。
責任が相手にあっても、無いところからは取れない現実
もし担保が無かったり、相手がお金、資産を全然持っていなかった場合。
補償をしてもらえることが厳しいかもしれません。
ですが、しっかりと弁護士と協力して取り立てらるようにしましょう。
弁護士からの書類を送る、裁判などを起こすことで、費用はそれなりに係りますが、相手はビビッて支払うということも十分にありえます。
弁護士や裁判所から手紙が来るということは相当なインパクト。
弁護士からの手紙で、すぐに賠償してもらえたということもありますよ。
交通事故では有りませんが、私の弁護士経験より。
私の前職はかなりのブラック企業で、給料すらも払わないような会社でした。
そこで「うつ」になり退社後、弁護士を通して、労働基準監督署と併せて給料の請求をしました。
それによって、分割でしたがすんなり給料を払ってもらいました。
ただ、図太い人がいるのも事実。
請求をかけるだけではなく、少しでも担保を取れるような動き、逃がさないための行動を弁護士に相談し取っていきましょう。
加害者側の逃げ得にはさせないように。
まとめ
もらい事故だとしても無保険での事故と言うのは本当に厄介なものです。
ですが、今世の中を走っている車の10台に1台は無保険。
あなたが、無保険事故とは全く無縁とは言い切れません。
(外を歩いていたら10台くらいはすぐすれ違いますよね。)
もしそんな車と事故にあってしまったら、すぐにプロに依頼することをオススメします。
相手も逃げることを知っている人はすぐに逃げてしまうでしょう。
そうさせず、しっかり賠償してもらうためにも。
また、弁護士費用が気になるという人は保険の特約で「弁護士特約」と言うのを付けておくことで、費用をあなたの保険会社に持ってもらうことも。
「特約」に関する記事はこちらを参考にしてください。
- 自分にあった保険を設計するために重要な「特約」
- 保険は複雑でわかりにくい。オススメの「特約」を紹介
よく聞く保険の「特約」。上手く活用しての無保険車から身を守れ!
相手からしっかり取り立てるためには、少しでも早く、プロと連携して行きましょう。
決して相手の逃げ得なんていうことにさせないように。