日本ではそんなに知られていない、「FIREムーブメント」というのをご存知ですか?
資産を作り早期リタイアをするということ。
「FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的に独立して早期退職)」
「FIREムーブメント」=早期リタイア(20代、30代で)が話題。
FIREムーブメントと言う、無駄を押さえ最低限の支出で暮らし、お金を貯め、早期(20代30代)にリタイアするという生き方を知っていますか?
- ミレニアル世代という1981年~1996年に生まれた人たち
- ジェネレーションXという1960年台~1970年台の後期の人たち
の間で特に盛り上がっている。
順に「FIREムーブメント」について本記事では書いていこうと思います。
「FIREムーブメント」とはどういう意味か
FIREムーブメントとは一言で言うと
十分な貯金を作り、経済的自由を実現し、早期に退職をする生き方。
「FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的に独立して早期退職)」
- 働いている間の生活費は倹約を徹底
- 経済的に独立できるまで蓄える
- 「4%ルール」の中で生活する。
といった定義です。
「FIREムーブメント」の火付け役、ピートさん
ご自身のMr. Money Mustacheというブログでこの生き方を広めたところ共感を呼び、年間40万ドル(約4500万円)の収入源になっているそうです。
「FIRE」と言う経済的自由に必要な十分な蓄えとは
「FIRE」の実践者、経済的自由を手に入れた、ピートさんによる十分な蓄えとは
年間支出の約25倍
ピートさんの場合は3人家族で年間2万4000ドルあれば十分とのこと。
つまり経済的独立をするには60万ドルあればOKだった。
FIREの条件:①「4%ルール」とは
FIREという生き方の早期リタイアを達成する条件の「4%ルール」について。
ピートさんは20万ドルの家を持ち60万ドルの貯蓄を作り会社を辞めました。
その60万ドルの蓄えを運用し、その蓄えの4%を生活費に回せば十分生活していける。
そこから4%ルールというものを徹底している。
FIREと言う早期リタイアをどれほどの人が支持しているのか?
FIREと言う早期リタイアの実践方法を紹介する「FIRE Drill」というApple Podcastは上位100位に入るほどの人気っぷり。
また、FIREに特化したオンラインプラットフォームでは、45万人以上のフォロワーがいるそうです。
FIREと言うリタイア方法にも種類が
「Fat FIRE」「Lean Fire」「バリスタFIRE」
- 生活費を極限まで下げてリタイアする生活
- そこまで切り詰めず、余った余剰資金を貯蓄と投資で運用していく
- 健康保険目当てに、ゆるい仕事をやりながら、ゆとりを持ってリタイア生活をする(アメリカは健康保険が非常にお金かかりますから、合理的ですね)
これらの「FIRE」という考え方、ちょっとネガティブな部分から生まれた考え方なんです。
早期のリタイアのFIREという考え方の背景にあるのは
これら様々な早期リタイアの形、「FIRE」の背景にあるのは。
自分たちの親世代が、退職後も苦労姿を見ているからかもしれません。
しっかりとした蓄えができておらず、退職後も就職活動に励む。
勤め上げた会社で再雇用されれば上出来ですが、定年後から新たな仕事に挑戦する。
そんな姿を見ていたら老後への不安も大きくなり、同じ過ちは繰り返さない。
という考え方も見え隠れします。
早期退職、経済的自由を得るFIREを実践する人には賛否両論も
早期退職、経済的自由を得るFIREを目指して、一生懸命倹約をしている人の事を
「FIRING」
と呼ぶそうです。
その過程での倹約が行き過ぎているため、
「そんな事して楽しいの?」
という声も。
10年20年そんな無理な倹約をしてその分10年、20年早くリタイアできることに何の意味があるの?という批判もあるようです。
まぁ、それはその人の自由な気もします。
今大きく苦労するのか、細く長く苦労するのか。
結局価値観次第ですね。
FIORという方法も
「FIOR」というのは「Financial Independence Retire Optionally」という考え方。
これは言葉遊びなようなものですが、
「Financial Independence(経済的独立)」FIを果たしてから退職を選択するというもの。
「バリスタFIRE」とも通ずるものがありますが。
FIさえ果たしてしまえばやってみたい仕事にも挑戦できます。
何よりも「稼ぐために働く」というストレスから脱出できます。
これ超大事
我が家は借金が大きいため完全に稼ぐために働いています。アルバイトまで。
自分で蒔いた種なので致し方ないといえばそうなんですが。。。
(私の借金に付いてはこちら「プロフィール」見てもらえればと思います。)
お金の為に働くというのは中々辛いものです。
不平不満やグチも出てきやすくなります。
めちゃくちゃFIREに憧れ持ってます。
冒頭にも書きましたが、我が家は「FI」とは全くの真逆の状況。
「Firing」並みに倹約はしていますが、返済の為。
改めて振り返ってみても思いますが、返済してきた分が貯蓄や資産になっていれ「FIRE」へも相当近づいていたんじゃないかと。
また、仕事のやりがいに付いても、昔から違和感を持っていました。
私は製造業のサラリーマンです。
製造業でよく言われるやりがいとして、
- 「自分の作ったものが動くことにすごくやりがいを感じる」
- 「設計したものが実物として出来上がるとやりがいを感じる」
ということをよく聞きます。
就職活動でも「先輩の声」のでよく聞きました。
私は違和感全開でした。
「物ができるよりも、動くよりも、お金という結果じゃないの?」と思ってしまいます。
まぁその辺の詳しいところは別の記事に任せようと思いますが。
人それぞれの意見なのでそこを否定もしませんが。
まとめ
- 「FIREムーブメント」というのが、金融先進国アメリカを中心に盛り上がっている。
- ミレニアル世代とジェネレーションX世代後期の人々が中心。
- 親世代の姿を見ての不安からきている。
- 「FIOR」という考え方もある。
- 丸山家は「FIRE」への憧れがとても強い(笑)
借金のおかげでお金について色々学んでいます。
まずはマネーリテラシーをあげていかないことにはこの資本主義の世の中うまく渡っていけません。
しっかり勉強して、少しでもお金の為に働くのではなく、やりたいことの為に働き楽しく生きていきましょう。
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