経済

キャッシュレス化の波。使いすぎの恐怖を克服するために。そのコツを

キャッシュレス使いすぎの恐怖_女性

キャッシュレス化社会に進んでいる今の世の中。
キャッシュレスでは使いすぎるという懸念もあるがなぜ使いすぎてしまうのか?
その予防方法は無いのだろうか?

キャッシュレス化に関するアンケートの中でもキャッシュレスに踏み切れない理由として、「使いすぎてしまう」と言う懸念が大きいという結果が出ている。

キャッシュレス苦手20代女性
キャッシュレスへの苦手意識は20代女性が最も高い。女性の方が苦手? キャッシュレス化について、女性のほうが苦手意識があるアンケート結果が。 ただ、世の中でよく言われるのは家庭の財布は妻が握る。 ...

確かにカードなどで支払うと財布の中にあったはずのお金が減っていく現金払い独特の感じは味わえない。
それが使うことへのブレーキをかけられなくなり、使いすぎと言う結果に。

行動経済学の本でもいわれているが、人は意識をさせられるもの、触れるもの、感触を味わえるものに強く影響される。
今回のクレジットなどのキャッシュレス決済よりも現金のほうがはっきりと意識をさせてくれる。
いくらポイントなどが付こうと、意識をさせてくれるもののほうが、行動経済学的にもブレーキをかけてくれる。

キャッシュレス化の怖さ皆が意識している「使いすぎ」。なぜ起こる?

キャッシュレス社会に進んでいる今の世の中。
キャッシュレスでは使いすぎるという懸念もあるがなぜ使いすぎてしまうのか?
その予防方法は無いのだろうか?

予防するクライミングロープ、準備、転ばぬ先の杖

現金を使うと感じる痛み

私達は何かの代金を支払うときに精神的に苦痛を感じます。

折角一ヶ月頑張って働いて、やっと得た給料。
家賃、光熱費、食費などの生活費払ったら残りわずか2万円。
でもこの1万5千円のバッグがどうしても欲しい。
残り5千円になっちゃう。
今月は飲み会も2回あるから本当に足りるかどうかかなりきわどい。
ヤバイ、どうしようかなり悩む。

こんな葛藤が起こった末に、買うかどうかは決めると思います。
もし買ってしまった場合、かなり嬉しいでしょうが、同時にかなり不安でしょう。

  • 今月の飲み会の店が高い店だったら。。。。
  • もし好きな子にランチに誘われたら。。。。

アウトやん。。。。。

そんな感情が「出費の痛み」と言うものですね。

これは現金と言う、「お金」を視覚、聴覚、触覚を使って意識させられるものが出て行くことから起こる。
また、消費した瞬間に使える額が減ることで、痛みをしっかり把握することができる。


キャッシュレスでは感じ難い

クレジットカードの場合は消費した瞬間は現金が減ったということを意識しない。
現金とは違い、1~2ヵ月後に請求が来て、そこで初めて支払いとなるから。
スマホ決済や、電子マネーなども同じこと。

プリペイドカード(スターバックスカードなど)では使う場所が限定される。
スターバックスカードを使ってオムツなどは買えない。
スターバックスのみで、コーヒーや、スコーンなどを買う以外には。
これはお金が特定の支出に分類されてしまっている状態。
こうなると支払いがもう済んだような錯覚を起こしてしまい、コーヒーにスコーンを追加して注文しても、支払い時に感じる葛藤や罪悪感が激減してしまう。
ポイントなどもこれと一緒で、決まったものにしか利用できないもので「利用制限つき決済方法」と呼ばれる。
Amazonのポイント、JALのマイレージそういったものを使う場合は、他にいかに安いものがあるか。
どれだけオトクなのかを悩むことも無く使ってしまう。
そして、何も考えないから、支出の決定を厳しい目で評価することも無い。
葛藤、罪悪感の激減の理由である。

絶望、鈍感、鈍い、ゆるい

その他の支払い方法、オンライン決済も

オンライン決済と言うのは驚くほど簡単になっている。

  • 自動引き落とし、高速道路のETC、スイカなどの電子マネーへのオートチャージ。
  • 毎月定額払いの、
    「Spotify、apple music、netflix、amazon prime、、、、etc」
    といったサブスクリプションサービス。

こういったものは毎月毎月支払っているのに、支払う際の葛藤や罪悪感はほぼ感じない。

  • 携帯ゲームへの課金も、一回は小額な為、さほど痛みは感じない。
    課金によって得られるアイテムなどの幸福感を刺激されて、どんどん課金させるような巧妙なシステム。



技術の進化だが、それに合わせて人も進化しないと大変なことに。

こういった支払いのフリクションレス化(煩わしさの消去)は技術の進歩の結果ともいえる。
ただし、それにあわせて私達も順応していかないと、際限無しに吸い取られてしまう結果に。
技術の進歩がどんどん「出費の痛み」を感じさせない方向に進んでいるから。
人間は忘却の生き物といわれているが、消費と支払いに時差があるとついついその痛みすら忘れてしまう。
現金では紙幣や硬貨というものがあり、消費したその時に痛みを感じられる。
ところがキャッシュレスと言う手段では消費と支払いの時間差がある、
そのため、消費と支払いの間にある痛みがぼやけてしまう。
そういったところから使いすぎと言うことが起こると考えられます。

実感することの重要性は貯蓄の部分でも。

冒頭で紹介したアリエリー教授の本の中にある、電子マネーの利用者を対象に行った実験でのこと。

お金をある金額まで貯められたら
  • 10%のボーナス配布
  • 20%のボーナス配布
  • 価値は無いが目印になるコインの配布。
    (家の中でも目に付くところに置く)

といったグループ分けをして実験を行った。
通常であればボーナスをもらえるほうがモチベーションが上がり良い結果が出ると考える。
だが結果としては、コインの配布のグループが圧倒的に貯蓄額が多かったという結果になった。
コインを配布されることでコインに触れ、話題に上げ、それをしっかり意識した。
コインと言う物質がその人たちの生活に貯蓄と言う考えを強く意識させたのである。
こうして意識させることが最も効果的だということが分かった。


キャッシュレスによる使いすぎの対策

上記の例からも分かるように、私達の生活の中に貯蓄を意識するものをしっかりシステムとして落とし込んでみることが大事。
これによって、意識が変わるだけで使いすぎを防止し、貯蓄体質になることが出来る。
結局どれだけ技術が進歩しようと、私達の意識と言うのは凄いもので、意識するだけでブレーキもしっかりかけられる。

目の付く場所に、目標貯金額と現在の額を張り出す

  • おしゃれな黒板に書き込む。
  • 紙に墨で手書きで更新していく。

方法はそれぞれですが、そこは自分としっかり向き合って自分に合ってシステムでしっかり自分に意識させてあげよう。

方位磁石_方向性_迷子の予防_地図を参考

まとめ

キャッシュレス化社会に進んでいる今の世の中。
オリンピックまでにキャッシュレスの比率を40%にすると政府も目標を掲げています。
2019年の消費税増税では、「キャッシュレス決済を対象に還元を目論む」などといったことも実施されるよう。
そんな急ピッチでキャッシュレス社会に突き進んでいく中、キャッシュレスに踏み切れない人達の理由として、「使いすぎるという懸念も」
その理由としては「出費の痛み」が伴わないから。
これは技術の進歩によって緩和された痛みだが、そこに弊害が。
この「痛みぼけ」への予防方法は、根性論のように聞こえるかも知れないが、「意識をすること」。
アリエリー教授の著書の中にも実験の例が出ているが意識することのほうが、にんじんをぶら下げられるよりも成果を出せるという結果も。
いかに意識するかは日とそれぞれではあるとは思うが、まずは行動してみないことには変わらない。
アリエリー教授の本を読み始めるところからでもスタートしてみては?

  • お金で苦労せずに生きていくために。
  • 子供へのお金の教育がしっかり出来るようになるために。
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丸山 さとし
丸山 さとし
26歳から借金3000万を抱え、人生奮闘中。投げ出したり、逃げ出したくなりながらも、妻と子供とやってきました。現在37歳。明るく元気に楽しくやっております。 地元長野県松本の家族のブログも運営しております。 https://matsumoto-maru.com